今回は、レンズ屋ほっちの『ブルーライトカットメガネの選び方』です。
ブルーライトとは?
スマートフォンやパソコンなどのLED液晶ディスプレイやLED照明には、ブルーライトが多く含まれています。
ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色の光の事を言います。
人間の目で見える光「可視光線グループ」の中で、眼を通るときに角膜や水晶体で弱められず、吸収されずに網膜まで到達する強いエネルギーを持っています。
今回、ブルーライトの人的影響は割愛します。興味の有る方は
↓
http://blue-light.biz/about_bluelight/
ブルーライトカット率の規格
実は・・・
ブルーライトカット率の規格は複数あるんです!!
先ずこれが問題。メーカー各社が、数種類の規格を各々使用し、統一規格が無い状況。なので、しっかりと規格を確認してからレンズを買いましょう。
① 日本医用光学機器工業会 青色光カットに関するガイドライン規格
② JIS規格 T 7333付属書C
③ EN規格(欧州統一規格)
☆買ってはダメな規格
・英国規格(BS 2724:1987) これはダメ。
上記①・②・③規格のざっくり半分程度のカット能力しかないと思ってください。
最近は減って来ているのですが、まだネット上に見かけます。店頭でも陳列棚に有るかもしれません。
用途別のおススメカット率のまとめ
作業内容 |
おすすめのカット率 |
明るい場所での短時間作業 |
25%程度 |
〃 長時間作業 |
40%程度 |
暗い場所での作業(時間問わず) |
60%程度 |
※表のカット率はJIS規格
「有害可視光線カットレンズ」について
最近の傾向として
「眼に有害な光を、まとめてブロックしよう!」との考えの方の「有害可視光線カットレンズ」が登場しています。
【特徴】
・紫外線(UV)や高エネルギー可視光線(HEV)、ブルーライト、波長380~440nmをまとめてブロック。